もう書いても良いことになっている。
僕の友人が今年の春にSONYからメジャーデビューすることになった。
the chef cooks meってバンドです。
他人だったら好きになってないかもしれないが、前のバンドの頃から知っているってこともあり、LIVEを見ると毎回ジーンと来てしまう。
個人的には初期の英詩の方が好きだった。特に「Fender Bender」って曲は名曲だすね、最初から最後まで全部良い。Voの人が下北沢ERAで働いていたこともあり、ERAを拠点に勢力的に活動開始。良いイベントにも初期から出ていて、客も最初から居たよね。
彼らの対バンの幅の広さは凄いんですよ、ENVY、二階堂和美、ALBUMLEAF、54-71、BATTLES、3cmtour、Killie、チャットモンチー、Baseball bear、Art-schoolなどなど書ききれません。SlothLoveChunksやOrge you assholeとかも羨ましいね。
彼らのLIVEで、俺はこっそり毎回泣きそうになる曲がある。それは「僕らの住む町」って曲です。
僕らの住む町
尊い毎日は目にも止まらぬスピードで
大きく呼吸も出来ず追い抜いてく
僕らの住む町は誰かがうまく運んでて
星もネオンも君も僕のものじゃない ないのさ
騒がしい僕らの町を出て行こう 思い残し無いさ
クラップ クラップ クラップ 手を鳴らして
ストンプ ストンプ ストンプ 地団駄踏んで
ワン ツー スリー カウント待って
目指す先は特にないさ
止まることないような 動くことないような
メロディーと風景は僕らの背中を押す
息が詰まるよ 日曜の夜は楽しい「フリ」してばっかさ
眠りだす僕らの町を背に行こう
愛おしい日々は消えてしまうのかな?
そんなの知りたくないから
今いる今日と連想の明日をただ進んでるんだよ
不安が募るぜ変われん「ナントカ」に
ハンドクラップでビ-トアップ
僕らの町に響く 響く
俺は勝手に「これはきっとメンバーみんなで地方にツアーに行く時に作った歌詞なんだ」と思いました。
僕らの住む町を彼らは出て行く、特に目指す先は無いけど、思い残すことも無い。
もしかしたら、この先、このメンバーで演奏する、この愛おしい日々が消えてしまう
かもしれない
それでも、眠りだす町を背に外へ出て行くのは、僕達が作ったメロディと風景が
僕らの背中を押してくれるからだ
将来どうなるか分からない、本当は不安だけど、日曜の夜には楽しいフリを
してしまうこともある。
それでも今ここにいる僕らは明日に進んでいるんだ。
彼らはもうバイトをしていない、しかし給料は恐らく一桁であろう。
自動販売機でジュース一本買うのにも躊躇し、外食なんて当然無駄遣い
なので、おにぎりを作って持ち歩いている。
お腹が空いたら、カバンを開けておにぎりを食べるのだ。
売れないインディーズバンドより貧しいのだ それでも彼らは、きっと楽しんでいるんだろう。
CDがリリースされたら、おめでとうを言いたい。
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