
僕は「臭い」を発しているアーティストに、吸い寄せられてしまう。
もちろん、皆それぞれに臭いは発している。
その中で「あ~この人良い臭いすんな~」ってなれば反応しますわ。
バンド名とか、DMのデザインとか、イベントのタイトルとか、
曲のタイトル、アルバムのタイトル、PV、インタビューなどね。
もう何年も前のことだが、近所のCDレンタルショップ「YOU&I」。※「友&愛」とも書く。
ここから毎月出てるフリーペーパーで、今月の新人のコーナーに出てました。
「椎名林檎/幸福論」、僕はこの臭いに反応してCDを借りましたよ。
カップリングの「すべりだい」で間違いない!と思い、借りたのにCD買いに行った。
「右目ですべりだいを見送って、記憶が薄れるのを待っている」に共感(笑)。
見た目も興味をそそった。ビョウとセーラー服とギターと女。
反応するには十分な臭いがあった。
そして、当然「NUMBER GIRL/透明少女」この臭いにも反応した。
PV見てぶっとんだ。彼らは、PVもDMもジャケも全部自分達で作っている。
だから信用出来る。間違ったデザインや、間違ったタイトルはなかった。
僕にとってのDIYとは、NUMBER GIRLだった。
DISCHORDは、その後に知ったのだよ。
だから、全部を大事にしたくなるんですな。
僕だけじゃないと思うんだが、最初は憧れてかっこつけたくなりますね。
80年代のHCのデザインって、かっこいいじゃないですか?
やっぱり、白黒で反転させたジャケとか、かっこいいなぁって思ってしまう。
まぁ、まだ僕その段階なんですな・・・
でも、周りを見渡して、そんなのばっかりだったら、つまらんのも事実。
「中学生」と「棺桶」をくっつけてしまう感覚って、普通ないですよね。
でも、最初見たとき、音を聞いた事ないのに、興味持ってしまった。
なんか、奇をてらった感じで、逆に真正面から勝負してないような
印象も若干受けるが、バンドからイメージが凄い広がるし、
良い臭いがしたことは事実だった。
これは、僕的に、とっても重要な問題なのである。
ちなみに、なんの意味もなく、イメージの広がらない、想像させる隙間もない
バンド名も全然OK!だって名前を届けたいわけじゃないからね。
最近、我軍のSSGが大好きな、ETERNAL ELYSIUMとkillieが新大久保で
競演とのことだったが、ETERNALはメンバー入院にてキャンセル。
そして、おっかない人たちのライブに、私一人でビクビク行きましたよ。
Swarrrm / Garadama / Jadoo / killie、見てきました。
このため、最近DOOMとの言葉が僕の耳に入ってくる回数が増えていた。
中学生棺桶も、Swarrrm/Garadamaのスプリット発売ツアーで競演していて、
中学生棺桶が、DOOM界でどのよなポジションで、どう思われているかなんて、
全然分からない。新しいのか、凄い行けてるのかもわからない。
ただ、彼らが言っていることが、妙に自分にひっかかるというか・・・
実力がないため、CDとライブに開きがあるとか、
洋楽に憧れ、英語で歌う日本人とか、
そんなパンクもヘヴィも嘘だぜ。違うかよ? ・・・とか
でも、実際問題、日本語が音の雰囲気にあわないことを、みんな知ってる。
きっと、自分が目指すところがあり、それが出来ていないため、
彼らの発言が自分に刺さり、彼らに後ろめたいのかしれないな(笑)。
大好きな大好きなmalegoatとBEDの競演が、週末にある。
メンバー四人で見に行くかと思いきや、SSGは次の日に
中尾憲太郎を見にO-NESTに行くとのことでキャンセル。
ついでにQomolangmaTomatoも見るんだね。
僕は週末絶対に吉祥寺に行くのだが、(原田郁子の店も行きたいぜ・・・)
本当に大好きなmalegoat、BED、PEGMAP、SORAの四つを
一夜で全部見たときの感動と、QomolangmaTomatoのライブを一回見るのでは、
一体僕はどっちが感動するんだろう・・・。
でも、あまり考えすぎないようにしなきゃね。
バンドの人気とか、キャリアとか、大好きなあの人が良いと言ってたからとか、
凄くテクニカルで文句ないとか、売れてるとか、売れすぎてないポジションが
良いとか、ちょっとオシャレだとか、うますぎないとか、かっこつけてないとこが
逆にかっこいいとか、みんな知らない俺がみつけた優越感とか。
そういったところで判断するのではなく、聞いたとき、見たとき、自分の心が
グッと来たか、来なかったのか、そこで判断すれば良い。
と、椎名林檎様が言ってました。
僕もそうだよなと思いました。
そこまで俺は不感症じゃない。むしろ敏感だ。
少しのユニークを持って、自分の目指すところに辿り着きたい。
さぁ、どうする俺。
I HAVE A HURTの臭いに反応した人、この指と~まれ!
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